人生攻略本:いつか誰かの役に立ちますように

今回の攻略ではハッピーエンドを目指します。

ミニPC:TRIGKEY Green G4 を購入するまでの話・購入した後の話

昔からミニPCというものはあったが、今ではより多く目にする機会のあるミニPC。

コンパクトで、商品紹介ページに記載されているスペックも申し分なし、加えて安いものは1万円台後半で買える状態にあり、興味を持つ人もいると思う。

私もそんなミニPCに惹かれ、手を出してみた。備忘録としてここに残す。ひとばしら。

*パソコン博士ではないので、突っ込みどころのある表記に関しては雰囲気で納得してください。

作業用BGM:Rhapsody of fire

 

結論:

購入したもの→TRIGKEY G4 (intel-N95, DDR4-16GB, SSD-512GB, win11pro)

カタログ通りのものがちゃんと届いた

クリーンインストールwindowsライセンスはボリューム→リテールに変化(前後どちらもライセンス認証済)

Valorant程度であれば単体の起動時に50~60fpsがでる。(他のソフトを開くなどしてPCの熱がこもったりすると30fps程度まで落ちる)※

Edgeのタブは数十個開いても問題なく動作する。

つけたまま寝ても気にならない静音(個人差アリ)

twitch配信を最大8個のタブで見ていたが、ごくまれに重くなる程度。

 

思い:

メモリが平常時で5,6GBほど使われるので、8GBのメモリであれば明らかに不足(ブラウザ使用中は8GB弱使用される)

SSDも初期で100~150GB持っていかれるので、256は明らかに不足

 

流れ

 ①購入前-買う理由とか買う前に不安に思ったこと

 ②購入後-実物が無事届くか、カタログ通りか

 ③動作確認-セットアップとか使用感

 

①購入前

【動機】

ミニPCでもなんでも、使用用途から買うものを考えるべきである。

・友人にvalorantなるゲームをしようと誘われ、そのゲームが動きさえすれば問題なかった。(また、twitchの配信を複数同時にみられる程度であればよかった。)

そのゲームはそこまで要求される性能は高くないため、そこまで高性能である必要はないと考えた。

 

 

【欲しいもの】

ぱっと思いついたのが

OS:windows11 pro

メモリ:16GB

容量:SSD 512GB

があればいいなと。

 

windows11 pro:homeにはないリモートデスクトップ機能が欲しかった。

メモリ 16GB:これからのOSのバージョンアップとかに備えて8GBより高いほうがいいと考えた。

SSD 512 GB:最近はOSの容量もかなり大きくなってきているのと、外付けの容量をつけるつもりがないので、256GBだと足りないと考えた。

 

【調査ー狙い】

上の条件を踏まえつつ色々調べてみると、17,000円ぐらいから100,000円を越えるものまで多様性。ダイバーシティ

基本的に安いものはほぼいわゆる中華PCと言われるもの、50,000円程度からlenovoのTiny Genとか、90,000円程度からDELLの製品・mouse computerのCT,CRシリーズとかがあるかなといった感じ。(メモリ 8GBのものも含む)

 

『元々十分な性能のPCは持っているので、安くていいやという気持ち』&『中華PCに手を出してみたい気持ち』のブレンドにより、

できるだけ安い中華PCに狙いを絞る。(この時点で20,000~30,000円ぐらいがいいなと。)

これぐらいの価格帯なら文鎮化(動作しなくなり、置物と化すこと)しても許容できる気がした。安価は絶対。

 

 

【調査ー販売サイト】

・公式販売ページ

Amazon

・Banggood

・Aliexpress

あたりがやはり王道。

いざ不良品つかまされた時に、返品手順がわかっているAmazonがやりやすそうという理由からAmazonで探す。(あとレビューも日本語のものがあるので読みやすい。)

手広く調べすぎても時間がかかるし、Amazonギフトカード残高も残っていたのでちょうどよかった。

 

 

【調査ーブランド】

調べていくうちに安価な中華PCのブランドは

BMAX

Chuwi

BeeLink

GMKtec

TRIGKEY

などいろいろ。(調べるとNiPoGiとかもっと出てくる。)

個人的なAmazonの製品選択基準の一つに、Amazonにおける製品紹介の規約を守っているかどうかがあり、それを守っているのがこのへんな印象。

(規約:画像の一枚目は白背景に製品単体の画像であること、製品説明の単語の一つ目をブランド名にすること等)

あとは購入後の問い合わせや輸送時間を考えると、日本支部のようなものがあるところだとよりいいかなと。加えて、エックスやいろんな場所でブランド名で検索して、評判やレビュー、その企業のPCにおいて起こりうる不具合事例を見ておくのも大事そう。

 

 

【調査ーCPU】

求めるスペック・20,000~30,000円価格帯のミニPCにおいて、CPUは

intel AlderLake-N100 (最近出たらしいやつ)

intel AlderLake-N95 (安い)

intel Core i3-1000NG4 (グラフィック性能はこの中で一番上?)

intel Celeron J4105 (性能は6世代core i5と同等らしい)

intel Celeron N5095 

があるかなといった感じ。(もう少しお金出すとAMD Ryzen5 5500U or 5600UとかAMD Ryzen7 5800Uとかがみられるようになる。)

CPU性能は羅列した上から順に高いもので、最近はめっぽうN95とN100が多そう。(intel Core i3-1000NG4がN100相当という記事も見かけたので、実際はN95よりは上かも?)

軽いものでいいとはいえ、一応ゲーム目的なのでN95かN100ものを選ぶ。

 

[学んだこと]

CPU性能としては世代が後のものほど基本的にいいと判断していいが、GPU/グラフィック性能は今をときめくイケイケのCeleron系列(N100,95)よりも昔のcore iシリーズのほうがはるかにいいらしい。(スコア的には三倍ぐらい?)

 

 

【欲しいものー更新】

調べていくうちに欲しいものが明確になってきたので、ここで一度まとめなおす。

OS:windows11 pro

CPU:intel N95 or N100

メモリ:16GB

容量:SSD 512GB

ブランド:minisforum、BeeLink、GMKtec、TRIGKEY等のなるべくレビュー数が多く、そのレビューで不具合の対応が記述されているところのもの。

予算:20,000~30,000円

インターフェース(最低限):HDMI*1, LANポート*1, USB-A*3~4

(今回、USB-Cポートの有無はどちらでもよかった。サーバー目的だとLANポート2つのものを選んだりするべき)

 

[学んだこと]

PD給電という機能がUSB-Cに備わっていると、専用の電源ケーブルなしで、パソコンへの給電が可能になる。

購入前は意識していなかったが、clear COMSボタンがアクセスしやすいのは、BIOS設定をいじってダメになったいざという時のリセットがしやすくて助かった。

 

 

【購入検討候補】

妥協を含みつつ上の条件でいろいろ調べてみると、

BMAX B6 Plus:win11Pro, core i3-1000NG4, DDR4 12GB, SSD M.2 512GB, 27000JPY

BMAX B4 Plus:win11Pro, N100, DDR4 16GB, SSD M.2 512GB, 25000JPY

BMAX B2 Pro:win11Pro, J4105, DDR4 8GB, SSD M.2 256GB, 17,000JPY

BeeLink EQ12:win11Pro, N100, DDR5 8GB, SSD ? 512GB, about25000JPY

chuwi larkbox X 2023:win11home, N100, DDR5 12GB, SSD M.2 512GB, 26000JPY

GMKtec NucBox G2:win11Pro, N100, DDR5 12GB, SSD M.2 512GB, 26000JPY

GMKtec NucBox G1:win11Pro, N100, DDR4 16GB, SSD M.2 1TB, 27000JPY

TRIGKEY G4(購入したもの):win11Pro, N95, DDR4 16GB, SSD M.2 512GB, 21000JPY

が目についた。

 

[学んだこと]

メモリの規格DDR4,5:DDR4規格の二倍性能が高いらしい→DDR5

SSDの規格:

 

メモリの数字だけ見れば16GB > 12GBだが、16GB(DDR4) vs. 12GB(DDR5)という情報で比較するとよくわからなくなったので、どちらでもいいかなと。

このとき、機体が小さいために、熱がこもることを懸念して、冷却ファンはあったほうがいいと考えている。

 

 

【購入前の警戒心】

そもそも安価で大量生産の中華PC、中華電気製品は警戒しており、あまり手を出してこなかった。以下に私が怖がっていることと、個人的対策を記述する。

・単純にPCとして安すぎて、PC製品として本当に成立しているものなのか

 →Amazon内のレビューや製品名で検索した時のエックスのポスト内容、レビュー記事・レビュー動画から総合的に判断。

検索ワード:中華PCブランド名、製品名、不具合、起動など関係ありそうなものを組み合わせる

 

・そもそも製品が届くのか

 →Amazon内のレビューや製品名で検索した時のエックスのポスト内容、レビュー記事・レビュー動画から総合的に判断。

 

・中華系はマルウェアバックドア関係のセキュリティ問題のニュースに事欠かないイメージ(日本で有名なLenovoですらやっていた過去があるため)

 →クリーンインストールを行う。クレカ情報や、クレカ情報を登録してあるアカウントを入力・保存しない。

 

・紹介ページに記載されているスペックが嘘偽りでないか

 →Amazon内のレビューや製品名で検索した時のエックスのポスト内容、レビュー記事・レビュー動画から総合的に判断。

 

・稼働中、設定の変更時に不具合が起こらないか、サポートへの問い合わせを含めてそれらを自分で解決できるか

 →Amazon内のレビューや製品名で検索した時のエックスのポスト内容からブランド・製品ごとの不具合事例をまとめておいて、何が起こっても対処できるようにしておく。

 

・レビュー記事自体は複数見受けられるが、スコアを図ったり外装を外して中を覗いてみたりなど、表面的なもの、そして内容としてもポジティブなものが多めであって、意図的にネガティブな意見を隠していないか・そもそも検証しているのか

 →執筆者などに問い合わせても返事は期待できないだろうという決めつけのもと、しない。結局はAmazon内のレビューや製品名で検索した時のエックスのポスト内容、レビュー記事・レビュー動画から総合的に判断。

*サクラチェッカーは基本的に不合格を示すので、今回は頼りにならない。

 

 

【購入決定】

結果として購入した製品は

TRIGKEY G4:win11Pro, N95, DDR 16GB, SSD M.2 512GB, 21000JPY

だった。

大きな決め手としては、ニコニコ動画におけるずんだもんと四国めたんによるTRIGKEY N100モデルの検証動画だった。

これまでの様々な製品の検証動画も閲覧してきており、投稿者に対して有象無象のレビュアーよりもある程度信用できると、個人的に思っていたためである。

動画のN100モデルは売り切れ、あるいは動画で示された価格から値上がりしてしまっていたため、安価であったN95モデルにした。

(一つ懸念点があった。それは製品紹介の単語には11 Pro OSと記載されていたが、下のほうにページを推移させるとみられる詳細-オペレーティングシステムの項目にOSとだけしか記載されていなかったこと。結果的にはwin11Proが入っていた。)

 

②購入後

【注文】

注文確定後、注文当日を含めて4日後に着弾した。

 

開封

茶色の紙袋に製品の箱が入れられており、緩衝材は入っていなかった。

特に箱がつぶれていたり、角が明らかにひしゃげていたりということはなかった。

 

箱を覆うフィルムに『技適マーク』があるので要確認。これがないと日本では使えない。技適番号で調べて、実際に登録されているかの確認もしたほうがいい。

箱裏側にはGreen G4 Specificationsの文字とその下に簡素なスペックが記載。

内容物は

ミニPC本体、電源アダプタ、ユーザーマニュアル、HDMIケーブル2本、モニター裏に取り付けるためのブランケット&ネジ

 

*PC本体はティッシュ箱を長辺で二等分したぐらいのサイズ。

*電源アダプタは日本用で、変換アダプタは必要なし。

HDMIケーブルは1mぐらいのものと20cmぐらいのものが一本ずつ。

 

③動作確認

【起動】

起動後、TRIGKEYのロゴと読み込み表示の後、すぐにセットアップ画面に入った。

Amazonの説明のオペレーティングシステム欄にはOSとしか書かれていなかったが、Windowsが入っている様子。

 

稼働音はそこまで大きくない。手持ち扇風機のほうが甲高い音のためにうるさいぐらい。神経質な人はつけっぱなしで寝るときに気になるのかな?と判断に迷うぐらい控えめ。

 

ローカルアカウントでセットアップを行った。*この時は特定のタイミングでLANケーブルを抜くと、ローカルアカウントで設定の項目が現れた。

セットアップ終了後、設定画面を開いてWindows 11Proがインストールされていることを確認。

この時点のライセンスはボリュームライセンスであった。(OEMやリテール版だと問題ないが、ボリュームはグレーゾーン。)

タスクマネージャー>パフォーマンス>各項目の左上にカタログスペック通りの表示がされているのを確認。おなじであった。

Shift+2キーで@が入力されたことから、USキーボード認識になっていることを確認、日本語キーボード認識に変更。

 

 

【通常利用】

電源ボタンを押し、起動するとTRIGKEYのロゴと読み込み画面が表示される。

10秒ほどでログインパスワード入力画面へ

パスワードを入力すると即座にデスクトップ画面へ移行する。

 

その後ブラウザ等を開くとすぐさまウィンドウが開き、ほとんど待たされる様子はない。

 

目的の一つである配信視聴に関して、

普段からtwitchの配信ページを8つほど開くため、同じように開きながら試聴してみる。

最初の方は特に問題なく見られるが、数時間見続けていると、タスクマネージャー・Edgeの通知で高いCPU利用率が検出される。

この時、本体の外側は少し熱い程度。

 

ごく稀にEdge自体が落ちて、twitchが止まるため、複数ページ視聴を長時間するには耐えられない。

 

次にvalorantをインストールし、起動した。

FPSは通常60〜70程度であり、上限を60fpsに設定すると、60で不動の状態となる。

 

実際に撃ったり、アビリティを使用してエフェクトを発生させると、fpsが30程度までがくんと落ちる。ランクマッチには到底無理だが、レート関係なしのカジュアルプレイなら問題なさそう。

 

 

【通常利用における監察結果】

2023/08 ②購入後の始まりまで書いた

2023/11 基本的に週一で再起動してリセットして運用しており、現在に至るまで急に電源が落ちたり、そもそも起動しないなどはなく、正常稼働。

2024/01 正常稼働。購入から半年経過でほぼ毎日稼働。

2024/03 突然のブルースクリーンからの再起動。PC本体のBluetooth機能が使用できなくなった。

・デバイスマネージャー上のドライバは問題なし

・デスクトップ右下のタブにおける[Bluetoothバイス]アイコン&設定>Bluetoothとデバイスで一番上に表示されるはずのBluetoothバイス一覧が表示されなくなった

・デスクトップ右下のタブにおける[ハードウェアを安全に取り外して~]のアイコンが出たり消えたりを繰り返す&そのアイコンをクリックすると取り外すデバイスに[Bluetoothバイス]の名前が表示される

→ブルスクによる強制再起動の過程で物理デバイスのほうにBlurtoothのデバイスが認識されてしまっている?

→再起動を行ったが不具合は変わらず

→物理的な蓄電による誤作動を疑い、シャットダウン後、PCからすべての配線を撤去

→1日放置して起動するとBluetooth問題は解決した 終了。